研究生受入についての覚書

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大学HPでメールアドレスを公開していると、研究生として受け入れてほしいというメールが海外から決まってやってきます。「日本に来るためにやみくもにメールを出しているんだろうな…」というメールばかりなので、対応することはまずありません。スルーするということに罪悪感を覚えていた頃に志願者とやり取りをし、実際に受け入れもしてみて学習したことがあります。それを覚書としてまとめておくとするならば…

  1. 「数打ちゃ当たる」方式のメールはスルーする
  2. 考えて書かれていると思われるメールが来たら…
    ・語学力の裏を取る
    勤務校の学生募集要項の最低ラインの資格は既に取っている必要あり。
    ・研究生の志願に必要な書類(成績証明など)の提示を求める
    →出身校がどういう学校かチェック
    ・研究テーマだけではなく、研究計画も提示させる

「数打ちゃ」方式のメールはスルーでよいのだけれど、問題は筋が通った文面のメールが来た時の対応。私自身の学習と反省としてあげたのは、語学力の裏取りと研究計画の提示です。

語学力については、メールの文面がしっかりしていたとしても、また、検定試験への言及があったとしても確認を怠ってはいけません。検定試験に言及してあったけれど、調べてみたら、それは初級レベルのものだったということもあります。「Skype等で実際に確認するといいですよ」というアドバイスももらったけれど、自転車操業の日々ではそこまでする余裕はないので、勤務校が院の学生募集要項で求めている最低ラインの資格を持っていることとしておけばよいかと思っています。

「数打ちゃ」方式のメールの中で研究テーマが書いてあると私のような軽率な人間は油断をしてしまうわけですが、テーマだけであれば、教員の業績一覧をチェックして書くことはできるんですよね。いずれは院生になるということを踏まえれば、研究計画的なものを事前に提示してもらうべきなのです(ちょっと考えてみれば当然のことなのに…)。

内容が練られたメールが届いた時には、こうしたことを念頭においてやり取りをしたいものです。

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